2008年04月11日

[特許]医薬・化粧品・医療用具だけが特別なのか?

医薬業界には明るくないが、医薬品、化粧品、医療用具については、特許番号の表示が規制されていると聞いた。で、調べてみるとこんな規制がなされているようだ。

(昭和三九年一〇月三〇日)
(薬監第三〇九号)
(各都道府県衛生主管部(局)長あて厚生省薬務局監視課長通知)
従来医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療用具、それらの容器若しくは被包又はこれらに添附する文書等に「特許」等の文字を記載することは、当該製品の製造方法、効能効果等について誤解を招くおそれがあるので、薬事法第五四条の規定に触れるものとして指導及び取締りを行つてきたが、「医薬品等適正広告基準」の改訂に伴い、今後この種の表示の取扱いについては、次のように特許に係る旨及びその内容を正確に記載する場合は差し支えないものと認めるので、その指導及び取締りに際して充分の配慮をお願いする。

「方法特許」又は「製法特許」の文字及び特許番号並びに特許発明にかかる事項を併記して正確に表示する場合。


この通達の文言上は物質特許が含まれていないが、昭和39年当時物質特許が考えられていなかったことを考えると、物質特許の文字も許容されると考えるべきだろう。
(敢えて物質特許を除く理由が考えられない。)

この通達によれば特許発明に係る事項の記載が必要なこととなる。スペースの限られた容器・梱包に表示することはなかなか難しいところであろう。結果として特許番号は容器・梱包には表示されないことになる。

かつて、特許が「国家からのお墨付き」と捉えられ誤解を与えていたことがあったとは思うのだが、果たしてこれは現代も妥当するのだろうか。少なくとも、知的財産立国の名の下、制度の理解は多少なりとも進んだと思えるのだが…。もっとも、すべてに普及している訳でないので、パターナリズムにもとづいた介入が正当化される余地もあるだろう。しかし、だとすれば、なぜ薬事法の対象のものに限られているのだろうか。

私にはわからない…。
posted by かんぞう at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ●つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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