2007年06月18日

[知財一般][時事]日本工業所有権法学会を聴きに行ってみた(その2)

昨日からの続きである。あと1回続く!!

3.シンポジウム「商標法による商標の保護ー不正競争防止法との関係からの考察ー」
(1)江口順一「総論」
概要
米国、ドイツ、スウェーデンでの不正競争防止法と商標法の位置づけが、競争秩序法として一元的に捉えられていることを紹介され、知的財産諸法の基本法として不正競争防止法を捉えていくべきであることを述べられた。

感想
標識法についてはどうしてもそういう方向になるのだろうという漠然とした(それは不勉強によるものだが)共感を覚えた。ついでに、「著作隣接権なんかも不正競争規制で十分なんだよ!」とかアグレッシブなことをおっしゃってくれれば…と勝手な妄想を抱いたが、残念、今回は著作権は対象外であった(笑)

(2)鈴木將文「新しい形態の保護」
概要
におい、音など新しい形態の商標の保護可能性について欧州、米国の状況を中心に記述的に整理されていた。色、音については欧州、米国ともに登録事例が存在するとのことであった。米国は登録要件として視覚性について強く求めておらず、その結果、においの商標すら存在していることを指摘された。
なお、音の商標については、データベースで再生用曲データまで添付する工夫までされていることを紹介されていた。

感想
簡潔、明快な整理で最新事情の勉強となった。今後日本の商標法において色、音のなどの商標が認められるか否かの検討に当たって影響を与えうるものと思われる。
その場合、IPDLの更新がいるなぁ、だれがやるのかなぁ?(お金が動くなー)などと思ってしまった。(感想がこれだけなのは、貴重な報告にも関わらず、朝早く出たことがたたって熟睡してしまったからである…)
posted by かんぞう at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆知財一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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