2007年05月15日

[時事][著作権]比較的珍しい罪での逮捕

Impress Watchで次の記事が流れていた。
 山口県警察本部生活安全部と岩国警察署が14日、携帯電話向けのレンタル掲示板サービスを使って権利者に無断で音楽ファイルを公開していた岩国市の男性(25歳)を著作隣接権侵害にあたるとして逮捕した。日本レコード協会(RIAJ)が同日明らかにした。

 男性は、携帯電話向けに音楽ファイルを無料ダウンロードできるレンタル掲示板を2006年5月から開設・運営するとともに、自らも権利者に無断で倖田來未やEvery Little Thingらの楽曲を多数アップロードし、不特定多数がダウンロードできる状態にしていた。着うたなどの携帯電話向けの違法音楽配信による逮捕は今回が初めてだという。

著作権侵害罪は全刑法犯でみると珍しい。レアだが5年以下もしくは500万円以下の罰金だからなかなか重たい。こういう事例では問題ないように思うが、ささいな著作権侵害でも同じように捕まる可能性があることには若干疑問も覚えてしまう。

さて、著作権法を学ばれた方ならうなずいていただけると思うが、このニュースのミソは著作者隣接権=送信可能化権侵害だ、という点にある。これが仮に作曲家から告訴があれば、公衆送信権侵害になる。微妙な規定の仕方の違いが面白くて仕方のない箇所である。

ところで、着メロの無断作成&配信と、本件のような着うたの無断作成&配信であれば、前者の方が許してあげたくなるのは私だけだろうか。前者はがんばって打ち込んだんだし…などと思ってしまう。着メロの事案は既にあるので、量刑で差が出たらおもしろいなあと思う次第である。
posted by かんぞう at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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