2007年04月01日

[不正競争][著作権]Copyrights表示は品質等誤認表示か

大阪地判平成19年1月30日(平成17(ワ)第12138号)は、著作権が切れたいわゆるパブリックドメインにつき、(C)opyrightsという表示をつけることが不正競争防止法2条1項13号にいう、品質等誤認表示にあたるのではないか、といことが争われた事案である。

この裁判例は「不正競争防止法2条1項13号にいう品質」「確認の利益」について学生の勉強に良い材料となるように思う。

裁判所は、著作権法上の保護が存在すること、は13号に言う品質ではないとして、原告の請求を退けているが、他方、著作権法に基づく差止請求の不存在確認は認め、原告の商品を卸売りが買うのを避ける、という自体を防ぐ結論を導いている。

前者の点については、被告の主張が的を射ているように思うので、判決文を参照していただきたい。

この事件の面白さは、問題となった(C)opyrightsという表示が、会社名を表したロゴであったという点にもある。(※ちなみにCopyrights社のロゴは次のURLを参照。URL:http://www.copyrights.co.jp/home.aspx

直感的には原告が訴えたくなるのもうべなるかな、といった感じである。

※なお、この事件を知るきっかけとなったのは、FJneo1994さんの『企業法務戦士の雑感』2007年2月15日付の記事であった。いつも良質の情報をまとめられているFJneo1994さんには学ぶところばかりである。そして、恐れ多いのでトラックバックはできない(笑)
posted by かんぞう at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆不正競争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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