2007年02月11日

[特許]台湾特許事情その2:特許権侵害≠刑事罰

表面的な比較法を行ったとき、最も目立つのが、台湾の特許法に「刑事罰」が無い点である。
台湾特許法《Intellectual Property Office of Republic of Chinaへのリンク》を見ていただくと一目瞭然だと思うのだが、Penalty条項が無い。台湾の特許事務所TIPLOのニューズレターによると、特許権侵害については2001年に刑事罰規定が削除されたようだ。

重罰化の日本とは真逆なのである。
今回インタビューしたところによると、刑事罰を無くした理由は、
・侵害の判定が困難な場合が多く、刑事罰を与えるにはためらわれる

・従来、民事責任追及をするより刑事責任追及に丸投げする権利者が多く、行政資源の浪費に繋がっていた
ところにあるらしい。

後者は、同じ起訴便宜主義を採っているのに、日本では考えられないことである。まず特許権侵害では起訴されないし、捜査もされないからである。運用の違いとは面白い。
posted by かんぞう at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆特許 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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