2006年09月05日

[著作権]winny事件を思う

分散型P2Pソフトwinnyの開発者が著作権幇助罪に問われた、いわゆるwinny事件の弁護側弁論が終わり、いよいよ結審へ進むようである。
刑法は専門外であるが、興味関心からド素人意見を。

主観面を排して言えば、winnyは表現された情報流通に用いられるツールであり、これが著作権侵害に用いられたからといってなんらかの責任を及ぼすことは、表現の自由確保の観点や営業自由の観点から見て、過度な規制として安易に認められるべきでない。
民事上の責任として、このようないわゆる間接侵害者にたいしては差止を認めるべきか否かは争いのあるところであるし、通常、行為態様を問題とする。従前の判例であれば侵害に対する管理性が問題となったが、本件ではそれを欠く。しかもこれは判例法理としてなりたっているので、まして、刑事罰というのは行き過ぎではないか。罪刑法定主義に反する可能性もあろう。

そもそもに立ち返れば、確かに刑法で幇助罪が定められているが、これが情報利用での場面を想定していたかは甚だ疑問である。著作権に限って言えば、幇助を適用することが違憲になる場面もあるのではないか、と思う。ありうるならば、被告は侵害を放置どころか助長した、だから主体に準じるのだ…というロジックだろうか。
posted by かんぞう at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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