2006年06月06日

[特許]米国の先使用権

知財Awarenessの記事
米国特許法における「先使用権」と権利強化の方向性(上)〜(下)」
は、米国の先使用権をめぐる改正点が詳細にまとめられており、わかりやすい。

同記事によれば、今までの米国では(日本に比べて)先使用権が極めて限定的な
場面でしか使えず、ようやく改正されるに至ったらしい。個人発明家の抵抗があ
ったからというのが理由として指摘されており、いかにも米国らしい。

企業戦略として営業秘密として守ることを選択することが多くなってきた今、先
使用権の活用は重要との指摘があるが、その通りであると思う。ただ、近時の技
術の先端化を考えれば、自社で営業秘密としていた技術が他社により特許出願さ
れた場合は、営業秘密の漏洩の恐れもあるし、その特許発明は進歩性を欠く可能
性もある。個人的には余り活用される場面はないのではないかと思っている。

(※特に進歩性を欠くタイプの特許発明についてであるが、かつては、侵害訴訟
で無効事由を抗弁とすることができなかったため、先使用権の重要性があったと
思われるのである。)
posted by かんぞう at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆特許 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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