2006年05月22日

[著作権]勘違いしていた一時的固定の「複製」該当性

デジタル情報を扱う際に機械が行う一時的固定(RAMへの記憶や、通信速度向上のためのキャッシュなど)が著作権侵害になるのではないか、という議論がかつてあった。

アメリカでは、判例により複製に当たるとされている。その上で、フェアユースとして取り扱うものと思われる*1。

他方、日本では一時的固定は反復継続性が無いことから、複製とみなさないと考えられていると理解をしていた。

*1)Triad Sys. Corp. v. Southeastern Express Co., 31 U.S.P.Q.2D (BNA) 1239など。

しかし、牧野利秋・飯村敏明編『著作権関係訴訟法』山本隆司執筆部分を読むと、そのような解釈は昔の考え方であり、いまや世界の中で少数派であり、WIPOの新条約加盟にあたり立場を変え、「一時的固定は複製である」という立場にたっているとされていた。

では、現在、一時的固定についてどのような態度をとっているのか?仮に侵害だとすれば放置すべきではない。
調べてみると、まだ審議中のようであった。
著作権審議会

法律論としては除外範囲を明確にして立法すべきであろう。個人的には、瑣末な著作権侵害を主張していくことは適当と思えない。
posted by かんぞう at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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