2006年05月19日

[時事]プロスポーツとパブリシティ

○フジサンケイビジネスアイ5月18日の記事によるとメジャーリーグ機構が選手の打率などの記録使用を有料にしようとし、ゲーム会社と訴訟になったとのことを伝えている。
確かめてみた(Jump to "IP Law & Bussiness")。2005年4月にそのような訴訟が起こったようだ。

○さて、これを知財の視点から見てみると面白い。使用料の根拠は何であろうか?単なるデータには著作権は無いし認められるべきでないので当然この主張はできない。いわゆるパブリシティ権に基づいてみればどうだろうか?選手名と一体となって顧客吸引力を持つと考え、選手のパブリシティに属するものであるとし、これを委託されて管理しているとなれば、あるいはありえるかもしれないが、若干オーバーライドしている感が残り釈然としない。最後に考えられるのは、データを採った労力保護を元にした主張である。端的にはデータベースとしてsui generisの権利のうちデータ抽出の独占権を主張したと考えるものである。しかし、アメリカはそのような権利をいまだ認めていないので苦しい。

○このような問題はプロスポーツの世界ではおおい。たぶんに顧客吸引力の大きさによるものであろう。この観点からパブリシティの利益を整理する必要もあるだろう。
posted by かんぞう at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ★時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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