2006年05月09日

[時事][特許]読売新聞社説2006年5月9日評

読売新聞の2006年5月9日の社説(読売新聞社へのリンク)は、特許審査の遅さを批判するものであった。

審査の遅れについては、すでに5年以上前から対応策が取られていたところなので、いまさら再度批判してやるなよ〜というのが正直なところである。近年の審査請求の急増を誰が予想していただろうか?

この増加は大きく2つの要因があるだろう。
ひとつは外国からの出願の増加が挙げられよう。10年前に3万件台だった出願は、今5万件まで増加している。特許調査をしているとわかることだが、外国からわざわざ出願する特許は本気の特許が多い。その分審査は手間が増えている。
次に、知財立国化がうまくいっていることの証左でもあろう。出願数自体は増加していないが、審査請求が増加していることは、それだけ産業側も本気で特許化を狙っているということではないか?

いずれにせよ、公務員削減が謡われる中で、特許庁の人員を急速に増やすことへ抵抗が強く、いままでなかなか審査能力向上が図れなかったのが実情ではないかと思えば、同情もしたい。
また、外注すればいいとの意見も根強いが、そもそも、技術と知的財産法の架橋ができる人材がすくないのがそもそもの問題であろう。この点、知的財産推進計画には織り込んであるが、理系学部へ知財人材となる魅力のPRをいっそう行っていくことを期待したい。
posted by かんぞう at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ★時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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