2006年03月15日

[時事]少年犯罪に対する量刑意識

知財とは関係ないですけど、驚いた記事であったので取り上げます。
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「少年は重い刑に」が25% 最高裁司法研修所が調査

 殺人事件の被告が少年だった場合、市民の4人に1人が「成人よりも刑を重くするべきだ」と考えている−。最高裁の司法研修所は15日、市民と裁判官を対象に実施した量刑意識に関するアンケート結果を発表、両者に大きな隔たりがあることが明らかになった。
 調査は2009年春までに導入される裁判員制度に向け、量刑の「市民感覚」を探るため実施。全国8都市の市民1000人と刑事裁判官766人が対象となった。
 殺人事件を素材とし、39の量刑ポイントについて意見を聞いたところ、違いがはっきり分かれたのは少年事件。裁判官は「軽くする」が90%を超え「重く」はゼロだったが、市民は約半数が「どちらでもない」を、25・4%もの人が「重く」を選択した。将来の更生のため刑を軽くするなどの配慮がある少年法を前提とした「裁判官の常識」が通用しないことが浮き彫りになった。
(共同通信) - 3月15日17時23分更新
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きつい言い方をすれば25%の市民が「非常識」だともいえます(少なくとも50%は「同等」、25%は「軽く」を選んだということですから)。なぜ少年だから重くするのかがかんぞうには理解できません。
閉鎖的な環境にぶち込んで永きに渡って追い詰めることで、将来の社会がよくなるんでしょうか?若い時期、吸収力が旺盛だからこそ、肉体的にも精神的にも教育をしているのであって、だから教育による矯正が可能だと思うのですが、それは量刑では定められないものでしょう。
まして問題なのは、成人に比べて重い刑を少年に課しても、その法律をコントロールできるのは成人だということです(投票権がありませんので)。少年たちの意見は間接的にしか反映されません。民主主義の考え方から言って妥当なのでしょうか?
「自分たちには不利益がないから」という考えの下での暴力的な志向のようで、かんぞうには「考えていない」意見であるように思われました。

専門ではないですが、ちっちゃな法律家としてのつぶやきでした。
posted by かんぞう at 19:10| Comment(0) | TrackBack(1) | ★時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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少年の刑は重くすべき?
Excerpt: 最高裁司法研修所が裁判官と市民(将来の裁判員候補)に両刑関係のアンケートをとってみたところ、少年の刑について両極端な結果が出たそうですね。 裁判官は9割が軽くする、としたのに対し… 市民の方は半分が..
Weblog: 川の果ての更に果てに
Tracked: 2006-03-15 19:36
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