2009年02月24日

[特許][時事]米国連邦最高裁判所Rambus事件につきFTCの上告を却下

標準化策定にあたって必須特許に係る特許出願を行っていることを明かさず、爾後、特許権行使を行ったことが反トラスト法に抵触するとFTCが判断をしたことを巡って争われていた事案で、2009年2月23日、米国連邦最高裁判所は、FTC側の上告を却下した(コメントが出ていないだけで棄却なのかもしれないが…)。
New York Times(2009年2月24日記事)
The agency asked the Supreme Court to review a ruling by the United States Court of Appeals for the District of Columbia, which had found last April that the agency had erred in concluding Rambus had acted to gain a monopoly. The Supreme Court denied the appeal without comment.

最高裁判所がコメントを示していないため、詳細がわからないが、原審であるコロンビア特別区巡回控訴裁判所の判決(注1)では、Rambus社が不当に市場独占力を獲得した証拠が十分に示されていないとされており、その判断が維持されたと評価するべきなのだろう。

そうだとすれば、証拠が不十分である、という理由でのFTC側の敗訴であるので、標準化活動で必須特許を秘匿することが競争法に反するものではない、との判断と評価することは出来ない。ただし、どちらになるかわからない、との状況に戻ってしまった以上、標準化団体においては、知的財産ポリシーやその運用に注意する必要がある。

(注1)Rambus v. FTC,522 F.3d 456 (D.C. Cir. 2008)
posted by かんぞう at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆特許 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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